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January 22, 2006

【やなか百景】旧平櫛田中邸で東京芸大木彫研究室が作品展

yanaka060122_2_72 yanaka060122_3_72 22日―アトリエの末裔あるいは未来展が、上野桜木2丁目にある旧平櫛田中邸で、1月22日までの1月週末に催されました。

 東京藝術大学美術学部彫刻科木彫研究室が主催。深井隆教授=写真右の右側はじめ教職員と修士課程以上の学生18人が出品しました。

 22日は、出品者による作品解説が行われ、50人ほどの人が集まりました。

 修士課程2年の平原なつこさんは、ヘブライ語で風を意味する「ruah」(ルアハ)と題する作品=写真左・手前をアトリエのある棟の2階書生部屋に展示。解説によると、「吹きつける風によって、つらい、汚いものが背中から抜けていく気がした。風がある姿と神の姿が似ていると思い創っていった。400本ほどの葉を(黒の台に)埋め込み、真っ暗な中を光の風が抜けていくイメージで着色した」ということです。また、「Mt.」(マウント)と題する作品=写真左・奥は、非常勤助手のたなかけいすけさんによる作品で、「山を神に見立てた信仰、願いを表現した。鳥居をくぐった先に見える遠くの風景の山といった視点が遠くにいくのを立てに創っている。10センチ角の角材は、柱が支える物から、彫ることで精神的なものを支える心の柱になった」と説明しました。

yanaka060122_4_72  平櫛田中は、明治・大正・昭和にかけて活躍した木彫家で、77歳の時に東京藝術大学の教授になっています。旧平櫛田中邸=写真左は、大作「転生」の制作に広いところが必要だろうと画家の横山大観、下村観山、木村武山などが支援して1919年(大正8年)に建てられ、3年後には隣に住居が建てられたところで、田中が98歳になった1970年(昭和45年)まで、住んでいました。現在は平櫛田中の生誕の地、岡山県井原市が所有しています。

 2001年から井原市の協力のもとで、地元有志や東京藝術大学、NPOたいとう歴史都市研究会などによって、旧平櫛田中邸の掃除や修繕、見学会、現代美術展などが行われています。

 今回作品展を催した東京藝術大学美術学部彫刻科木彫研究室の深井隆教授は、ギャラリートークに集まった参加者に、「斬新な試み。関係者の協力が得られれば継続して開いていきたい」とあいさつしました。

 

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