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August 13, 2005

【やなかSNAP】「納骨堂のシンボルに五重塔を」-まちづくりグループ谷中学校のプチ講演会で、興禅寺住職の山崎正矩さんが提案

yanaka0813_3  13日-まちづくりグループ「谷中学校」が7月31日、「お墓とおまいりの歴史と未来」をテーマにプチ講演会を、谷中コミュニティセンターで開きました。講師は、興禅寺(谷中5-2-11)住職の山崎正矩さん=写真右。主催した「谷中学校」は、谷中の文化を大切に育てて未来に受け継ごうと活動するまちづくりグループです。 

 山崎さんは、江戸名所図絵から「谷中感応寺」のイラストを見せて、「「墓が書かれていません。谷中に墓が増えたのは、明治以降です」と話しました。王侯貴族の墓として古墳を作った時代があり、仏教伝来後は、五重塔が礼拝の対象となり、その後、普遍性と鎮魂の意味から石で墓が作られるようになった歴史を説明しました。

 そして、墓石は高価なものだったのが、明治時代に墓の庶民化が始まり、家を絶やさないようにと「家の墓」が作られるようになりました。山崎さんは、「墓参りは別れを受け入れるのに重要な行いですが、今や少子化で家の継承は危うい時代になりました」と現状を述べました。

yanaka0813_2  そこで、このように無縁墓が増える現状では、墓の集約化は一つの方法とし、「ヨーロッパをまねて壁墓地のようなものにするのではなく、お参りする対象を世代を超えて敬えるものにしてはどうか」と述べ、「谷中霊園でも五重塔を建てるのはどうか。地下を納骨堂にして、その使用権を建築費に当てることはできないか。一階には、1957年に焼失した五重塔の記録を展示して歴史を伝え、また、木造建築の技術伝承にもなります。都民の平和のシンボルにできないものか。墓は人間誰もが行くところ。あそこに行きたいと思えるところにすべきでは」と、提案しました。

 山崎さんの提案に触発され、参加者からは「五重塔を、宗教に関わりなく礼拝できるモニュメントにできないものか」、「五重塔をきっかけに、町並み保存など、谷中全体のまちづくりを考えるきっかけにもなるのでは」など、意見が出されました。

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